ジブリ

コクリコ坂l理事長が言ったLSTの意味は?前から海を知っていた?

ジブリ作品「コクリコ坂から」のメル=海・風間俊・水沼史郎の3人が理事長に直談判しているシーン。メルのお父さんのことを聞いた理事長が「LSTか・・」と呟きます。

筆者ははじめなんと言っているのか聞き取れず何回か巻き戻しをして言葉を確認してしまいました笑

言葉を確認してもなんのことを言っているのだろう?と疑問が・・ということで調べてみました!

また、理事長は直談判に来た3人の高校生の中でメル=海に興味を示します。風間や水沼には親についても聞かない状況・・なぜメルだけに色々と聞いたのでしょうか?昔からメルを知っていたのか?このあたりについても掘り下げつつ・考察していきたいと思います。

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コクリコ坂からl理事長が言ったLST(エルエスティー)は何?意味は?

LST(エルエスティー)とは戦車揚陸艦。正式名はLanding ship,tank。

戦車揚陸艦とは人員や物質の揚陸を目的として、揚陸艦自体が直接海岸に乗り上げることができるのです。そして歩兵や戦車を揚陸することができる艦なのです。詳しくはこちらから。

海=メルの父・澤村雄一郎はLSTに船上しており、そこで悲劇が起こったのではないでしょうか?
澤村雄一郎は軍人ではなかったようです。商船大学を卒業しており、海上輸送船としてのLSTに乗船していたのではないかと思われます。

澤村雄一郎が亡くなったのは朝鮮戦争の時でした。朝鮮戦争が行われている海域で機雷除去作業が行われていたようです。北朝鮮へ上陸するために・・

機雷除去するための戦艦に乗っていなかったものの、不運にも機雷に当たってしまったのでしょうか・・




理事長はメルのことを知っていた?気にかける理由とは何?

メル=海・風間俊・水沼史郎の3人が理事長に直談判するシーンなかなか印象的でした。

理事長は風間・水沼が頑張って説得している時に静かに聞いていた。しかしなぜか理事長が話しかけたのはメルでした。何故なのでしょうか?

海=メルたちが通うのは私立港南高校の徳丸理事長。
学校の決定である「カルチェラタン」を壊しクラブハウスを作るという決定は理事長の権限を持ってしても覆すことは難しいのではないでしょうか?
だからこそ、水沼・風間の訴えを静かに聞いていた。理事長が訴えを聞いて彼らの熱意が治ってくれたらいいなという気持ちもあったかもしれません。

そこでずっと黙っている女性とのメル=海に何気なく話しかけたのではないでしょか?そこから思いがけないことが起こった。メルのはっきりとした受けごたえ・父親の死・母親が働きながら育てだメルが立派だということ。
理事長にも健気に訴えてきた。カルチェラタンを掃除したから見て欲しい。大好きだからなくしたくないという直向きな思いが徳丸理事長を動かしたのではないでしょうか?

当時は女性が表舞台に立つことは現在のようにはいかず難しかったのではないでしょうか?
しかし海は父を戦争でなくし母が1人で懸命に育てていることを誇りに思っている堂々とした女性だった。徳丸理事長にはかなり印象深い存在だったのではと考察します。学校の決定だったことも3人の決意・そしてメルの直向きな姿勢が徳丸理事長の心を打ったのかなと思います。

ということで
徳丸理事長は以前からメル=海を知っていたわけではない

海=メルの直向きな思いが徳丸理事長に届いた。ということで徳丸理事長はメル=海に興味を持ったのだと思います。

まとめ

徳丸理事長が言ったLSTの意味について調べてきました。
朝鮮戦争時代の戦車揚陸艦であり、当時起こったことでメルの父親・沢村雄一郎は命を落としたのでしょう。
この事実を受け止めているメルの強さ・健気さに心を打たれた徳丸理事長が「カルチェラタン」の存続に動き出したのかな??と考察しました。

メルの心情を思うと切ない気持ちになりますね・・
ジブリ作品には毎回心を洗われるように感じます。これからも大切に観賞していきたいなと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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