ジブリ

【もののけ姫】何故アシタカはサンにカヤの小刀をあげた?理由を考察!

「もののけ姫」のアシタカはジブリの中で、性格も容姿もトップクラスと信じる筆者です。

「もののけ姫」のヒロイン・サン、そしてカヤもアシタカに恋心を抱いているのはわかりますよね。モテ男子のアシタカです。

しかしイケメン・アシタカには気になる行動がありました。それは物語の初めカヤは恋するアシタカにもう会えないと悟り、玉の小刀を渡します。
カヤから告白とともに受け取ったアシタカ。
カヤと結ばれる未来はないものの、アシタカも「いつもカヤを思おう」と言っていたました。

そんなカヤからもらった玉の小刀・・最終的にはなんとサンに渡してしまいます!サンを守ってくれるようにということでアシタカは渡したのですがそれってありなのか?

何故渡してしまったのか?アシタカたちの世界ではOKなのか?などなど・・筆者としては疑問が残ります。これは考察しつつ色々と探りたいと思いました。

ということで今回は何故アシタカはカヤからもらった小刀をサンに渡してしまったのか?理由を考察しつつ探っていきます!

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アシタカがサンにカヤからもらった玉の小刀をあげた理由は?

アシタカがサンにカヤからもらった玉の小刀をサンへ渡した理由はいくつかあると考察します。下記がその考察です。

  1. 【玉の小刀=お守り】をサンに渡した
  2. サンを思うという告白
  3. 村を忘れサンと共に生きるというアシタカの思い・告白

上記のようなことが考察されるのではないでしょうか?
一つずつ詳細を見ていきましょう。

1.【玉の小刀=お守り】をサンに渡した

カヤがアシタカに玉の小刀を渡した時のセリフがこちら。
「お守りするよう息を吹きこめました。いつもいつもカヤは兄さまを思っています」
「お守り・・アシタカが辛い目に会いませんように。悪者から守られるように」ということですよね。カヤがアシタカを好きだからこその願いもあるのでしょう・・
玉の小刀が悪いことから持ち主を守るということがあるのかもしれません。

アシタカがサンに玉の小刀を渡した時、サンはその場にいなかった。サンが大きな破滅的なもの(シシ神・神殺し)に対峙しようとしている時に、山犬・モロの子供に預けました。
どうにかサンが無事であってくれと祈ったのではないでしょうか?どうかサンが生き延びでくれ、サンを守ってくれと・・一緒にいられないアシタカの変わりに自分の大切なものを渡したかった。それがカヤがくれた大切な玉の小刀だったのではないでしょうか?




2.サンを思うという告白

カヤからもらった玉の小刀はアシタカにとっても大切なものだったと思います。
「お守りするよう息を吹きこめました。いつもいつもカヤは兄さまを思っています」とカヤが伝えた時にアシタカは「わたしもだ。いつもカヤを思おう」と答えています。

2人の会話からわかるように、玉の小刀には「相手を思う」という気持ちが込められているのではないでしょうか?だからこそアシタカは、サンがどこにいるかわからない。不安でいっぱいな時にサンを探しに行こうとしているモロの子供・山犬に玉の小刀を渡したのだと思います。「サンを思っている。大切に思っている」という気持ちを込めて・・

カヤの気持ち+アシタカの気持ちを込めたのではないでしょうか?サンがそれほど大切だから・・ロマンチックすぎるでしょうか?しかしそのように考察します。

3.村を忘れサンと共に生きるというアシタカの思い・告白

アシタカが育った村のカヤがくれた玉の小刀。小刀=育った村という意識がアシタカにあると考えられるのではないでしょうか?
小刀(=育った村)をサンへ渡したということは、村よりサンを選んだという風にも受け取ることができます。サンへ、育った村よりも君=サンを選ぶという告白では⁉️と考察します。

物語のラストでアシタカはサンへ告げます。
「サンは森でわたしはタタラ場でくらそう。共に生きよう。会いにくいよ。ヤックルに乗って」と。タタリ神の呪いが解けた後、アシタカには元の村へ帰るという選択もあったのではないでしょうか?しかし、村よりもサンを選んだ。一緒に暮らすことができないにしてもよりサンの近くで生きることを。アシタカが先に告げたセリフの前にサンはこう言っています。「アシタカは好きだ。でも人間をゆるすことはできない」きっとアシタカは一緒にいたいはず。。しかしサンのベストのためには自分がタタラ場にいて人間との掛橋になった方が良いのでは?とアシタカは考えたのではないでしょうか?
自分よりも好きな相手=サンを優先するアシタカ・・・・イケメンです。
容姿・思考ともにイケメンですよね!




アシタカ、サン、カヤは三角関係だったのか?

カヤがアシタカを好きだったことは明らかですよね?アシタカは村では長となるべき人材ダットと物語の初めで明らかになっています。
カヤはアシタカの許嫁だった可能性もあるのではないでしょうか?許嫁ではないにしろ、アシタカが村で生活を続けていたらカヤはアシタカの妻になっていた可能性も高い。

恋愛になる可能性があったカヤに対してアシタカはどんな気持ちを持っていたのでしょうか?三角関係になる可能性があった3人、アシタカ・カヤ・サンの気持ちについて考察していきます。

アシタカ→カヤへの気持ちを考察

アシタカがカヤへ抱いていた気持ちを推測すると・・
カヤがアシタカに玉の小刀を渡した時に行った言葉。見送りは禁じられているというけれどカヤはどうしても渡したかった。
「おしおきはうけます。どうかこれを。私のかわりにお伴させてください」
「お守りするよう息を吹きこめました。いつもいつもカヤは兄さまを思っています」
そしてアシタカは「わたしもだ。いつもカヤを思おう」と言いました。

お仕置きを受けてもアシタカへ渡したいと思った小刀。そしてアシタカは受け取ります。
アシタカはカヤのことを愛しいと思っていたのではないでしょうか?
嫌いではなかった。そしていつか呪いが解けたら村へ戻りたいとも思っていたかもしれません。カヤといた時にはサンとは出会っていなかった。この時はカヤに好意を抱いていたのではないでしょうか?
しかし、離れられる=掟に従えるくらいの気持ちだったのでは?と考察します。

アシタカ→サンへの気持ちを考察

アシタカがサンへ抱いた気持ち。初めてサンを見た時。川でサンはモロの血を吸っていた。
「綺麗だ」とアシタカは思ったのではないでしょうか?
カヤ(=村の誰か)に対して思ったことがなかった気持ち。だから「チリン」というさんの耳飾りの音が鮮明に聞こえた。
その出来事があり、サンを銃から救い、瀕死の状態になったアシタカは言ったのではないでしょうか?「そなたは綺麗だ」と・・・
アシタカは村で感じたことがない気持ちをサンに感じた。ただの好意ではなくもっと欲望を含む好意を・・ だからこそ助けたかった。守りたかったのではないでしょうか?
物語のラストでは、一緒にいられなくても近くに居られること、サンにとってベストな状況を選択したのではないでしょうか?
「サンの幸せがアシタカの幸せ」それが筆者の考察です。




まとめ

アシタカとサンそしてカヤとの関係についても考察してきました。
アシタカはサンに対してカヤとは違った気持ち=恋心を抱いていたと思います。

しかし毎度ながら、スタジオジブリの作品は視聴者に色々と考える機会を与えてくれます。どのように視聴者が受け止めるかは自由であり、考察もまた自由!
筆者の考察も一意見として受け止めていただけたら嬉しいです。これからもスタジオジブリの作品を色々と考えながら楽しみたいですね!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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