聲の形は先天性の聴覚障害を持つ西宮硝子に対してのいじめが、
硝子をいじめていた中心?人物の石田へ移っていきます。
自分がいじめの対象になることは怖く、いじめを傍観していてもいじめている側になることもわかっていてもそうしてしまう人は多い。
偽善とは何なのか。。などかなり深く考えさせられますよね。
だからこそ聲の形のなかで誰が一番ひどいのか・・話題となりました。
考察を交えながら考えていきたいと思います。
聲の形で一番ひどい(クズ)は誰なのか?
石井将也
小学生の頃に硝子をいじめていた将也。毎日がつまらないからという理由で聴覚障害を持つ硝子をいじめ始めるというのは明らかにひどいですよね。
小学生ということでからかう=いじめになっている
ということを全くわかっていなかったのでしょう。数万円する補聴器を何個も壊し、後にその重大さに気付きます。
硝子に申し訳ないという気持ちを持ったこと。
母親が自分のせいで硝子の母に謝罪し、補聴器の金額を弁償していたこと・・
小学生の頃の将也は確かに酷かったですが、その後自分のしたことに対して責任を感じ硝子に謝罪します。
現実社会ではこう上手くいかないのでは。。と感じましたが硝子が将也に好意を持っていたこともありうまくいきました。
聲の形で一番のクズではないかな?と思います。
植野直花
植野は良くも悪くもまっすぐという性格なのかな〜という印象です。
不器用なのでまっすぐ進むしかなく、空気を読まない?読めない?
「悪い子ではないのだけど・・」という言葉が出てくる方が多いようです。
硝子と将也の時間・仲を邪魔している植野という感じですよね。
これもまっすぐ・素直な性格ゆえ大好きな将也が硝子と一緒にいるのに嫉妬し、耐えられなかったのでしょう。
植野は「素直で口が悪い」。うざい・嫌いなど言われたら誰しもが傷つきますが植野はこの言葉を平気で使います。
嘘はつかない・素直な性格なのでしょうがきっと疲れるだろうな・・と心配になりますね。
正直すぎる性格ゆえに言ってしまう言葉があり、嫌われることがある植野。
きつい言葉を言われた方からすればかなりひどい・クズな奴!
となりますが、客観的に見て一番ひどい!かな・・という印象です。
川井みき
「川井みき=自己保身・自分が一番可愛い」
とかなりきつい言葉が目立つ川井。
印象的なエピソードはやはり高校の教室で石田が過去にいじめをしていたと暴露したことではないでしょうか?
川井もだって加担していたんじゃ・・と思ってしまいますが高校生の川井は可愛くて優等生。一方の将也は友人作らずの変わり者。
そんな圧倒的な差がある中での過去のいじめの暴露。
かなり性格悪いな〜と感じました。しかし川井からすれば自分は常に正しいことをしている!
という気持ちが本当にあったのではないでしょうか?
だから石田に言われたことも心からひどい!と思い泣き、言葉を発している。
かなりたちの悪い?感じだな・・と思います。
誰かのために!と思って行動している根底には、「常に自分(川井)のためになっているのかどうかを考えていそう」という印象です。
優しさは嘘ではないのでしょうがなかなかひどいこともしてしまう感じ!
聲の形の中ではかなりダークな存在!と感じる方が多いようです。
島田
小学生時代の将也の友人であり硝子をいじめていた主要メンバーの1人。
しかし硝子の学級裁判が開かれた時から将也がいじめの標的になります。
そして将也をいじめていたリーダー格が島田。中学校も将也と一緒で、小学校での硝子いじめのことを広め将也が孤立。
将也が人間不信に陥った原因の1人ですよね。
島田が将也をいじめるようになったのは学級裁判で、将也が「島田たちもいじめていた」と言ったことが発端だったのでしょうか?
島田は確かにいきすぎた将也のいじめには諌めるような発言をしていたようですが、硝子のいじめをしていたことは事実。。
しかもその後は将也をいじめる側に・・現実世界でもありそうなことですが客観的に見てかなり嫌な感じですよね。
このようなことからクズキャラなのでは?と言われている1人のようです。
映画・聲の形の登場人物はそれぞれがクセの強い人物ですよね。
誰が一番ひどい!クズ!とは一概に言えないような気がします。
クラスにこういう子いたな・・と感じる場面もありかなりリアルな世界なのかな?という印象です。
まとめ
聲の形で誰が一番クズなのか?についてまとめてきました。
それぞれが個性的なキャラクターであり長所が短所と改めて感じました。
人は誰かを傷つけて生きているのかな、、それを気にし過ぎても辛いし何も感じずにズケズケと傷つきていいわけでもない・・
コミュニケーションとは難しいなと勉強になりました。
傷つけたら謝りそして関係は続いていくのでしょうね。
素敵な作品です!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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