「竜の城」には色とりどりのバラが咲いています。
そのバラを育てているのはクリオネ(ともくん)。
「秘密のバラ」だと、Belleに説明していました。
なぜ「秘密のバラ」なのか？
それについては映画の中では語られませんでした。
気になる!ということで、
なぜともくんは竜の城で「秘密のバラ」を育てているのか？
について、考察していきたいと思います。
なぜともくんは「秘密のバラ」と言ったのか?意味は?
出典：Twitterより
ともくん(クリオネ)「僕が育てたよ。秘密のバラ」
すず(Belle)「秘密？秘密ってどんな？」
上記の会話のすぐ後に、竜が現れたため
なぜ「秘密のバラ」をともくんが育てているのか？映画の中ではわからないままでした。
秘密のバラは下記のように解釈できるのではないでしょうか？
- バラを育てていることが秘密
- バラに何かしらの力がありそれが秘密
それぞれについて考察していきましょう。
①バラを育ててはいけない?秘密だったのか?
Uの世界で育てているということは、
現実の世界の父親に知られたくない・秘密にしたいという気持ち
があるのかな？と考察します。
なぜ父親に秘密にしたいのか？
そこには父親・母親が関係するのではないでしょうか？
- ともくんが配信を行っていた部屋に赤いばらが飾られていた
- 父親が怒り、バラが入った花瓶を破壊
ともくんの部屋に飾られているバラは7本あると思われます。
花瓶に飾られた7本の赤いバラ。
その花は花瓶ごとは父親にバラバラにされます。
ここに何か意味があるのでしょうか？
バラの色・本数について調べてみました。
誰かを密かに思っているという意味で部屋に飾られていたのではないでしょうか？
ともくんとけいくんの状況から考察つするに、母親を思って7本の赤いばバラを飾っていたのではないでしょうか？
赤いバラを花瓶ごと破壊する父親。
ともくん、けいくんの母親は父親から暴力・虐待を受けていた可能性を示しているのでしょうか？
バラは母親のためだったとしたら
映画の中でともくんとけいくんの母親だと思われる人物が写っているシーンがありました。
- 竜の城・竜の部屋に飾ってあった絵・写真？ガラスが割れ、顔が見えない
- けいくんの携帯の待ち受け画面
ヒビが入っており女性の顔が見えない。
この写真の女性。胸には大きな赤いバラをつけています。
この女性はともくん・けいくんにとって大切な存在なのでしょう。
竜の城の写真・けいくんの携帯待ち受け画像であることからそれがわかりますね。
ともくん・けいくんにとってバラは母親との思い出なのか、母親を表すものか。
ともくんけいくんにとって赤いバラは大切なものなのだろうということが考察されます。
②バラには秘密の力がある？
出典：スタジオ地図
竜を愛してくれる誰かのためを思い、ともくんが育てたのが秘密のバラ。
そのような(竜が誰かに愛される・救われる)状況
になると力(魔法)は発動するのでは・・
クリオネ(ともくん)が「秘密のバラを」とBelleに言ったシーンがあります。
ベルがピンクのバラをつけた時です。
ピンクのバラをつけるとBelleの服はドレスに。
竜が黒紫のバラをつけるとタキシード姿に。
空間は華やかな舞踏会のように変わります。
まるで魔法のようなシーンでした。
バラはともくんが育てています。
ともくんが大切な人はけいくん＝竜ですね。
けいくんが傷ついていることも、ともくんはわかっていたのではないでしょうか？
だから、けいくん・ともくんを愛してくれた母親のように
誰か「けいくん＝竜」を愛して。助けて。
と願いながらバラを育てていたのかな〜と思います。
Belleなら竜を助けてくれると感じ、「秘密のバラを」とクリオネはいったのではないでしょうか？
「美女と野獣」のベルが野獣を助ける感じに似ている!
出典：スタジオ地図
細田守監督が、竜とそばかすの姫について、
「インターネット版の美女と野獣」「美女と野獣のオマージュ」という発言をされています。
ベルが野獣を真実の愛で救ったように、
Belleも竜を救います。
そこに愛はきっとあります。
その愛とは「家族愛・助けたい」という気持ちが強いように感じます。
舞踏会での竜とベルはとても素敵ですよね。
秘密のバラをつけた竜がとても幸せそうで、ともくんはそれ以上に幸せを感じていたのではないでしょうか？
そして、現実の世界でもすずはけいくんとともくんを救います。
秘密のバラを育て続けたともくん。
その気持ちは報われたのだと信じたいですね。
竜の城でバラを育てているのはなぜ？理由は？
出典：Twitterより
- ともくんが竜の城でバラを育てているのは、父親に見つからないため。
- ともくん・けいくんだけの居場所が竜の城だから
現実の世界で、ともくんは父親の支配下にあります。
「ルールは父親であり、従え」と言われる世界。
現実の世界では、ともくんのやりたいことができないのではないでしょうか？
だから、自由に動ける「Uの世界」で秘密のバラを育てることにしたのではないでしょうか？
Uの世界でも見つかる可能性が低い、「竜の城」で。
ともくんと、けいくんは現実の世界で自分の居場所がないと感じていた可能性がありますよね。
だから見つからないように「竜の城」を作った。
けいくんとともくんの居場所を作り、2人のやりたいことをしていたのではないでしょうか？
- ともくんにとっては、秘密のバラを育てること。
- けいくんは色々な人と戦い帰ってくる場所(ヒーローのなるため、強くなりたい。)
だったのかな〜と感じます。
バラの色には意味がある！
出典：スタジオ地図
竜の城でともくんが育てていた「秘密のバラ」にはたくさんの色がありましたね。
バラの色によって花言葉が違います。
ここでみていきましょう。
- 赤・・情熱・あなたを愛します
- ピンク・・感謝・幸福
- 黄色・・友情・平和
- 青・・夢かなう・神の祝福
- 白・・尊敬・純潔
- 黒・・永遠の愛 決して滅びることのない愛
- 紫・・誇り 気品 尊敬
- 緑・・穏やか 希望を持ち得る
花言葉については上記以外にも、色々と解釈があるようです。
竜の城でクリオネ(ともくん)が育てているバラの色は下記ではないでしょうか？
赤・ピンク・白・紫・青？・黒？
ともくんが大好きな人たちへの想いがこめて育てているのでしょうか・・
Belleにピンクのバラ
ピンクのばらは感謝・幸福。
竜を助けてくれる、愛情を注いでくれるBelleに対してのともくんの気持ちなのかな？とも感じます。
なんか素敵ですね。
竜には黒?紫?のバラ
竜が胸につけたバラがおそらく紫かな筆者は感じました。
小説では「黒いバラを選んだ」という描写があるので、
竜の胸には黒バラでした！
竜はUの世界でも嫌われ者。しかし、ともくんにとってはかけがえのないヒーロであり、
自慢の兄・けいくんなのでしょう。その思いは決して変わらない永遠の気持ち。
だから、竜の胸には「決して滅びることのない愛・永遠の愛」の黒バラをつけたのではないでしょうか？
まとめ
クリオネが竜の城で育てている「秘密のバラ」について考察してきました。
- 父親から秘密で育てたバラ
- 母親を思って育てているのでは？
- 竜の城はともくんとけいくんの秘密の場所
バラの本数、色にも意味があるのですね。
ともくんは知っていたのでしょうか？
素敵な知識だと感じました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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