紅の豚はジブリ作品の中でも大人な作品という印象です。
まず主人公が豚さん、、、!初めて見たときは衝撃が走りました!笑この設定を考えられる宮崎駿監督が改めて天才だな!と思います。
数々の素晴らしいジブリ作品を生み出してくださり本当にありがとうございます!!!と心から思います!そして、個人的に紅の豚で好きなのが、ジーナの歌です!!なんとなく頭に残りますよね??
とても魅力的な紅の豚ですが、今回はラストシーンとその後について調査、考察していきたいと思います。最後、フィオがマルコにキスをします。
そのあとのカーチスの言動から、人間に戻っているのでは??と思えます。
なぜ人間に戻ったのか、、そして!!!ジーナの賭け!!
昼間にマルコがジーナを訪ねてきたら、愛すという素敵な大人な賭けはどうなったのでしょうか??
考察を交えながら調べていきます!!
紅の豚マルコは人間になった?(ラストシーン)
出典:スタジオジブリ
やはりラストシーンでは人間に戻っています!!!
しかし、残念?ながらすぐに豚の姿に戻ってしまうようですが・・。
なんと、この件について宮崎駿監督がこんなコメントをしています!!
「人間に戻ってもまたすぐに豚に戻り、十日くらい経つと飯を食いにジーナの前に現れる」
『風の帰る場所』の宮崎の発言より(2001年11月、pp.329)
「人間の顔に戻ってしまうこともあるかもしれないけど、(庭で)ジーナが出てきたら、また豚になって飛んでいっちゃいますよ。僕はそのほうが、(ポルコが)自分を許さないというほうが好きです」
マルコが人間に戻ったかな??と感じるシーンは物語中に2回あるように思います。
- 隠れ家でフィオが寝ているそばで、銃の玉の手入れをしているとき
- 物語のラストでフィオにキスをされた後
自由自在に豚から人間に戻れるというわけでもなさそうですよね。そもそもなぜ豚なのかな??とも思います。そのヒントが先ほどの宮崎駿監督の言葉にあるのではないでしょうか?
それは、
「人間の顔に戻ってしまうこともあるかもしれないけど、(庭で)ジーナが出てきたら、また豚になって飛んでいっちゃいますよ。僕はそのほうが、(ポルコが)自分を許さないというほうが好きです」
豚になっているのは、自分を許せないから。
と宮崎駿監督は思っているようです。ということは、マルコは自分を罰するために豚の姿でいるのでしょうか?
物語の序盤、マルコはジーナの店で以下のように話しています。
「(戦争で)死んだやつはいいやつさ」
更に、フィオとの隠れ家での会話のこちら。
フィオ「神様がまだ来るなって言ったのね」
マルコ「お前はずっとそうして一人で飛んでいろって言われた気がしたがね。それに、あそこは地獄かもしれねえ」
戦争で死んでしまった戦友たちは良いやつで、生き残った自分に負い目があるように感じますよね。
現在も親交のある戦友フェラーリンから忠告われたこの言葉、
お前には反国家非協力罪密出入国 退廃思想ハレンチで怠惰な豚でいる罪ワイセツ物陳列で逮捕状が出される
ハレンチで怠惰な豚でいる罪!やはり豚でいること言うことは、他人からあまり良い印象はないですよね??
それをわかったうえで、豚でいるマルコはやはり自分を罰していると感じます。
ジーナから愛されているマルコ。マルコは言動からわかるように誰からも愛される素晴らしい人なのでしょう!!
それ故、戦争がるある世界、死んでいいた戦友、親友たち。
生き残った自分、いろいろと許せないと感じることがあり豚として生きていくことを決めたのでしょう。
時折人間に戻るのは、愛する人たちを守りたい!!と感じた時なのではないでしょうか?
- フィオが賭けの商品となり、マルコが負ければカーチスの嫁とならなければならない、、フィオの気持ちを無視して!!
- そして、最後のシーンではイタリア空軍から愛するみんなを守る!という気持ちがあり人間に戻った?戻ってしまったのではないでしょうか??
愛する人を守るという気持ちの時は人間に戻る。。。。!
なんか素敵ですよね!!
ジーナの賭けはどうなった??
出典:スタジオジブリ
ジーナが賭けをしていた内容なこんな感じです!
私がこの庭にいる時、その人が訪ねてきたら―・・・今度こそ 愛そうって賭けしてるの
マルコはこのことをしっていたのでしょうか??
マルコは明らかにジーナが好きだと思います。ジーナのお店に飾ってあった写真。ジーナと男の子4人。
マルコ以外の男の子はジーナと結婚し、その後戦死してしまいました。
もしマルコがジーナの賭けを知っていたとしても、自分が死んでしまったときのジーナの姿がわかっている分なかなかジーナの庭を訪れ麗菜かったのではないでしょうか???
しかし!!!紅の豚のエンディング!!!のような場面がありました!!
マルコの赤い艇が!!!あります!!これはジーナのお店!!!
しかも昼間です!!ということはジーナは賭けに勝ってマルコと結ばれたということですね!!
更に!宮崎駿監督はマルコとジーナが結ばれるということを実は物語の中で示していたのです!!
それは、マルコの人間時代の空戦の回想シーンにあります。最初のジーナの旦那はベルリーニでしたが、彼が乗っていた戦闘艇の機体番号は「1」。じつはその番号がジーナの夫の順番なんだそうです!!!
驚きですよね!?描かれていませんが、ジーナはそのあと2回飛行艇乗りと再婚しますが、いずれも戦死で失います。
マルコの乗っていた戦闘艇の番号は「4」ということで、マルコはジーナの4番目の亭主なんだそうです。宮崎駿監督にくい演出ですよね!!!飛行艇の番号といい、エンディングの絵といい!!!素敵ですね。そして、マルコとジーナが結ばれるその後で本当によかったです!!
まとめ
- マルコは最後人間になっている!
- 人間になるときは、愛する人を守りたいときではないでしょうか??
- ジーナの賭けは、ジーナが勝ち、マルコとハッピーエンド!!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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