「風に谷のナウシカ」エンディングまで見たことが何回もあります。こどもの頃はもっぱら「金曜ロードショー」で眠い目をこすりながらラストまで見た満足感・達成感で「おわり」のシーンを見たものです・・・
懐かしいなと感じながらあのシーンの意味とは?とふと気になりました。帽子と花が一輪が砂?の上にある。きっとここのシーンには何か意味があるのでは?と感じ考察してみることにしました。
映画「風の谷のナウシカ」ラストシーンの意味とは?
ナウシカのラストシーン? https://t.co/zTuaW4yuOK pic.twitter.com/g9yCoOkAzs
— (@x_x_le_ciel_) November 8, 2023
どこか寂しげにも映るラストシーン。なぜナウシカの瘴気よけのマスクと一輪の葉なのか?以下のように考察しました。
ナウシカの墓場?
映画版の「風の谷のナウシカ」のラストシーンの意味を調べ得ていくとナウシカの墓場を表しているのでは?という意見を発見。筆者はかなり衝撃を受けました。なぜ墓場なのか・・筆者なのり考えまとめてみました。
ラストシーンで写っていたのは「帽子」と一輪の葉です。
しかし帽子が瘴気よけマスクと思っている方もいるようでそこから墓場説が生まれたのかな?と感じます。
腐海では命綱と言って良いほど大切な瘴気よけのマスク。
ナウシカは物語の中で、マスクを外し「少し肺に入った」と苦しい表情を見せますよね。
- 帽子→ナウシカの墓石のように見える
- 一輪の葉→お供えされた花のよう
またナウシカは風の谷を救うために王蟲の群れに跳ね飛ばされます。。。王蟲の金色の触手で復活しますがナウシカは死んでいるのでは・・?というのもラストシーンが墓場というわれる理由だと思われます。
帽子は無くした場所である腐海を意味する?
帽子がラストシーンに写っているいる意味として、帽子=腐海にも考察できるのではないでしょうか?
ナウシカは、マスクと同様に帽子も腐海に落としていたように記憶しています。(再度確認して記憶を確かにしておきます!)
ということは、あのナウシカの帽子は腐海にあるはず。腐海の空気・土は汚れており植物など育たない状況でしたよね。
しかし、ナウシカは腐海の本当の意味を理解していた。腐海の底です。ナウシカとアスベルが底に落ちたときにはまだ植物は育っていませんでした。
ラストシーンのあの植物がある場所は、腐海なのだとナウシカの帽子を通して訴えているのだと考察します。
一輪の葉は希望の光
筆者はこちらで会ってくれと思う考察です・・笑
まずはラストシーンの帽子・一輪の葉について希望の光説バージョンの考察をしていきます!
まずは場所です。あの砂はどこの場所なのでしょうか?
腐海の底にある浄化された砂ではないでしょうか?
ナウシカの帽子がなくなったのはアスベルと腐海のそこへ落ちたときだとお思われます。また腐海が毒素を浄化しているとわかりナウシカが涙するシーンがありました。
「風の谷」の砂すら汚れている世界・・その汚れた砂が浄化され腐海の底へ落ちてきていました・・
きっとラストシーンの砂は浄化された綺麗な砂・・
ナウシカは実験で綺麗な砂は瘴気・毒素を出さないと言っていましたね。
木の芽は腐海の底で発芽したのではないでしょうか?
発芽できるほど綺麗になった空気。世界もそうなる可能性がある未来を表しているのではないでしょうか?
ナウシカは腐海の底で「チコの美」をアスベルと食べますよね。このときアスベルは大量に口に運んでいたので数粒落としていたのではないでしょうか?
ラストシーンの一輪の葉は「チコの実」が発芽して成長しているのかもしれません・・!!
- 帽子(場所を示す)→ナウシカが帽子をなくした腐海の底
- 一輪の葉→腐海の底で発芽したチコの実=未来への希望
ラストシーンでユパとアスベルが向かったのは腐海底?
映画の最後で、ユパ様とアスベルが旅に出発し、それを見送るナウシカたち。というシーンがあります。
2人は一緒に旅へ出発したのだな。と思っていたのですが、Wikipediaによると“腐海の底に初めて向かう”と書かれていました。
ナウシカとアスベルが落ちた、腐海の底。そこは、瘴気よけマスクがなくとも息ができる綺麗な場所でした。人間たちが汚してきた、土・空気を綺麗にする場所。
腐海の謎を追っていたユパ様ですから、いきますよね!
きっと、何かを発見し戻ってくるのでしょう。
どことなく切なくなるようなラストの帽子と花一輪でしたが、色々と希望に満ちたラストだったんですね。
【ラストシーン】クシャナとナウシカは何を話しているのか?
出典:スタジオジブリ
ナウシカのエンディングではトルメキアの女司令官クシャナと話しているシーンがありますね。対立していた2人は最後に何を話していたのか?考察してみました。
トルメキア・クシャナの目的は巨神兵の復活であり腐海を焼き払い世界を過去の姿に取り戻すことでした。
そして実際に巨神兵を蘇らせましたがうまくいかず腐海・蟲・王蟲の恐ろしさ・偉大さを感じた出来事になったのではないでしょうか?
そして「風の谷」の姫・ナウシカの行動・考え方についても思うことがあったのではないでしょうか?トルメキアはナウシカの父を殺しました。しかしナウシカはクシャナを腐海の森で見捨てることなく助けます。
ラストシーンで話をするクシャナとナウシカ。クシャナは司令官を努めるほどの人物ですからきっと愚かな人ではないはずです。クシャナも世界を救いたいと思っていた。そのために腐海を焼き払おうとした。しかしその腐海が実は汚れた空気を綺麗にしており世界になくてはならない物だった。そのことをナウシカはきっとクシャナに話していたのではないでしょうか?
蟲たちについてもです。見た目はやはりどこか馴染めない容姿ですが・・危害を加えない限り襲ってはこない。むしろ怒らせるととんでもないことになり人間では止めるこ都ができないということも・・怯えて暮らすのではなく共存していく方法をこれから2人は探っていくのではないでしょうか?
出会いは衝撃的で残酷なナウシカとクシャナでしたが、世界を救いたいという気持ちは同じ。また大変な目に一緒にあった同志としてこれからは良い関係が築けるといいなと思います。
まとめ
ナウシカの終わりのシーン「ナウシカの帽子・一輪の葉」の意味について考察・調べてきました。スタジオジブリ・宮崎駿監督はその後やシーンの意味についてみた人が色々と考えられるようにされているな〜と筆者は昔から感じており、好感を持っています。
ナウシカのシーンは未来へ希望であって欲しいなと思います。ナウシカ、そして風の谷の子供たち、住人が穏やかに幸せに暮らしていることを心から祈ります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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