宗介(そうすけ)のお父さん耕一は内航貨物船「小金井丸」船長。
モールス信号を使い、妻・リサと息子・宗介へメッセージのやり取りは印象に残っています。
家族思いの耕一ですが、死んだのでは?とも言われています。その理由とは?本当に死んでいるのか?調べて、考察していこうと思います。
宗介のお父さん・耕一の簡単プロフィール!
- 名前 耕一(こういち)
- 年齢 30歳
- 仕事 内航貨物船「小金井丸」船長
- 性格 家族を愛する優しいお父さん・宗介は自慢の息子
リサより5歳、年上の耕一。
職業柄、家を空けることが多い。家の前が海ということもあり、よく家の前を通過するのでしょうか?
家には、モールス信号用?のライト、アマチュア無線機などがあり航海中の耕一とも連絡が取れるようにしてあるようです。
耕一が予定通りに帰ってくれないことに怒ったリサの様子から、耕一より5歳年下というのも納得ですね。
感情をストレートに表すリサは、耕一にとって可愛らしく映るのではないでしょうか?
若干5歳にしてモールス信号を操れる宗介。映画の中で耕一は「宗介は天才だ!」と言っています。
予定通り帰れない耕一を怒り、荒れるリサを優しく慰める宗介。そんな宗介の優しい一面も耕一はきっとリサから報告を受けて知っているのでしょう。まさに最高に自慢の息子ではないでしょうか?
耕一は死んでいる?理由は?
耕一は死んでいる?とも言われています。しかし、筆者は耕一は死んでいないと思います。
詳しくいうと、一度死を目前にした状況になったと思います。が!
三途の川(あの世とこの世の間の川)は渡らなかったのでは?と感じています。では見ていきましょう。
- 都市伝説「ポニョは死後の世界を描いている」
- 耕一が船の墓場を見たから
上記の点から耕一は死んだ?と言われているのではないでしょうか?
それでは詳しくみていきましょう。
都市伝説「ポニョは死後の世界を描いている」
ポニョの有名な?都市伝説といえば、「死後の世界を描いているのでは?」というもの。
ポニョの力の暴走で津波が宗介たちの街を襲います。街だけではなく、耕一の船も嵐にあい、大ピンチを迎えます。しかし、その嵐がさった後、街は海の底に沈んでいますが人々は落ちつておりどちらかといえば、笑顔で平和?な雰囲気も醸し出しています。
大漁旗を掲げる人々。優雅にボートに乗っている家族。
ポニョが怖がるトンネル。そのトンネルがあの世とこの世をつなぐ場所なのでは?と考える方も多いようです。
そして、リサが務めるひまわり園もご老人方は足が不自由なはずなのに、走れるようになっている。現実世界ではあり得ない状況。だから、これは死後では?となったのでしょう。
スタジオジブリの物語はほぼほぼの作品に都市伝説があるのではないでしょうか?
それだけ人気があるということですね。色々と考察、考えたくなるような魅力的な作品だからでしょう!
船の墓場を見たから
耕一は船の墓場を目撃します。耕一、または船員が「船の墓場だ。あの世の扉が開いてしまったんだ」と発言。このことから、「耕一は死んだ」という耕一死亡説が出たと思われます。
しかし、映画のラストで耕一はリサ、宗介と再会します。
2人はポニョが人間になり、陸に戻ってきたところでした。リサ・宗介は生きている。そして、耕一とあったということは耕一は生きているということだと考察します。
耕一は「観音様に助けられた」と言っています。これは、ポニョの母「グランマンマーレ」ですよね。
宗介・リサはポニョを人間界でサポートしていくことでしょう。その代わりではないですが、耕一はグランマンマーレ(海なる母・海の女神)の加護を受けたのではないでしょうか?
グランマンマーレの詳しい考察はこちら!
船の墓場については次の章で詳しく見ていきたいと思います。
船の墓場の意味は?
「船の墓場」とは、言葉の通り死んだ船乗りたちが、沈んでしまった船たちが集まる場所なのではないでしょうか?
そんなことが「船の墓場だ。あの世の扉が開いてしまったんだ」のセリフから伺えますよね。
もし、その墓場にいる状態であれば、それは死んでいる状況=三途の川を渡った状況なのではないでしょうか?
船の墓場はポニョの力で月の引力が強くなったため?
船の墓場を死の場所ととらえない考察もご紹介!
それは、ポニョの力が暴走したことで月が地球に近づきました。
そして、その影響として人工衛星が落ちるなどの現象が起きます。
船の墓場ができたのも月が近づいた影響。潮の満ち引きの関係で一箇所に船が集まった。という見方もあるようです。
現実に起こる現象とは違っている可能性もありますが、ポニョの世界ではあり得そうな理屈?ではないでしょうか?
通常では起こらない状況だからこそ、耕一たち船員は焦り、不安になった。そして「船の墓場だ。あの世の扉が開いてしまったんだ」という言葉が出てきたのではないでしょうか?
船員たちの間では、「船の墓場」という話はありそうですよね。
紅の豚・飛行機の墓場との似ている?
船の墓場という単語を聞いて、筆者は紅の豚の「飛行機の墓場」を思い出しました。
ポルコが人間だった時に見た現象。それは死の一歩手前だった。結婚したばかり親友はその列にいて、ポルコは行けなかった。死んだ飛行艇乗りたちは敵・味方関係なくその列に入っていく。というような内容でした。
色とりどりの沢山の飛行艇が集まる空。そして、ポニョは暗い海に集まるたくさんの船。
「ポニョの船の墓場」と「紅の豚の飛行機の墓場」重ねちゃうよね pic.twitter.com/Ehzi64Jscz
— しい (@gbl_sii) May 6, 2022
ポルコもあの飛行艇乗りたちの列に居たら、死んでいた。まさに三途の川を渡る寸前だった。
耕一もまた、同じような状況だったのかな?と感じます。
紅の豚のフィオは、「神様がまだ来るなと言ったのね」とポルコに言いました。
まだ、この世でやるべきことがあるということですよね。
耕一もそうだったのはないでしょうか?それがグランマンマーレの力によるものだったしても、まだこの世でやることがあった。
宗介、リサ、そして家族になるであろうポニョと生きていくことが 耕一がこの世でやるべきことなのかな?と感じます。
宗介が会ったボートの家族は、宗介のご先祖様?
宗介・ポニョがあったボート上の家族。大正時代のご婦人であり、その家族?と言われています。理由は、このご婦人の声優をされた柊瑠美さんのコメントのようです。
7年ぶりのジブリ作品の出演。緊張しましたね。今回の役は「婦人」で、赤ちゃんがいるということで心配だったんですけど、監督から大正時代の落ち着いたお母さんだけど、生活感がない感じでいい言われ、安心して演じることができました。この作品は、絵が綺麗で心が洗われると同時に、見ていてワクワクさせてくれます。
出典:ポニョパンフレット
ちなみに!この柊瑠美さんは千と千尋の神隠しで千尋の声優さんです!
このコメント確かに、「ご婦人は大正時代の方」とも取れますが、大正時代のご婦人のような感じで声で演じたとも取れるのではないでしょうか?
ボートの家族は大正時代・宗介のご先祖?
もし!大正時代の方であれば、あの夫婦はなぜ「宗介」の名前を知っていたのか?となりますよね。それは、ご先祖様だったから?ずっと見守っていたので「リサさんのところのそうちゃんよね?」というコメントになるのかな?と筆者は思っていました。
また、ポニョが泣いている赤ちゃんをあやします。ポニョがおでこをつけたりムニョムニョして、赤ちゃんが泣き止んだ。宗介はポニョが大好き!宗介のご先祖さまだから血の繋がりがある。だから、あの赤ちゃんもポニョが好きなのでは!?とも考察しました。
真実はいかに。。。
ボートの家族は近所方?
しかし!もし、大正時代の方でないのなら?宗介・リサの存在を知っていたことから、近所に住む家族ということになるのではないでしょうか?街が沈んでもあの穏やかな空気。ちょっと怖いな?とも感じますが、先にも書いたように、街の人びとも大漁旗をあげていたりとちょっと異様な空間でした。
そう考えると、あの夫婦の雰囲気もそこまで異様ではないのかな?とも思います。
どちらにしても!不思議な空間ですね〜。
子供たちのような純粋な?気持ちであればあの空間は楽しめるのかも!
まとめ
宗介の父・耕一について見てきました。耕一は死にかけたけど、グランマンマーレの加護で生きて帰ってきた。というのが筆者の考察です。
ボート上の夫婦についても色々と考えることができそうですね!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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