映画【聲の形】の主人公・石田将也の母が、将也が壊した硝子の補聴器の件で
硝子の母に謝りに行くシーンがあります。
その後のシーンで石田母の耳から血を流しているシーンがありました。
何故、血が出ているのか?硝子母との間に何があったのか?
この点について考察を交えながら掘り下げていきたいと思います。
石田母の耳から血が出ていた理由は何?
まずは石田母が血を流していた状況を整理してみましょう。
石田母が血を流していたのは硝子母にあった後。
将也が何度も硝子の補聴器を壊しいじめをしたことを硝子母に謝罪しに行った後でした。
将也は母が帰って来るのを待っていました。そして現れた母は耳から血を流していた。。
このような状況。硝子母が石田母に何か暴力をふるったのか?
そのようなことは考えにくいのではないでしょうか?
硝子母は石田母に復讐をしてやろうという気持ちはなかったと思います。
硝子母にあったのは「硝子の気持ちがわかりますか?どんなに辛かったのか・・」という硝子を思う気持ちだったのです。
これは公式ファンブックで作者の大今良時さんはこのように回答していました。
ピアスを引きちぎったあとから出血しています。硝子の母には「硝子の痛みがわかる?落とし前をつけなさい」という思いがあったでしょうし、石田の母もその気持は理解できたのでしょう。
もともと石田母はピアスを付けていたのです。
硝子が耳に先天性の障害がありいじめられた。
硝子の母からしてはとても苦しいことですよね。娘が障害のことで虐められていたとは。。
石田母も母親という立場から硝子母の気持ちが痛いほどわかったのではないでしょうか。
そして将也の母として謝罪の気持ちと将也を守りたいという気持ちがあったから、自分(将也母)のピアスをひきちぎるという行為に及んだのではないでしょうか。
石田母の耳の血の理由としては
将也(息子)がやったことの落とし前をつけるためピアスを引きちぎった
という事になるのでしょう。
愛する息子が犯した過ち。自分がする事(ピアスを引きちぎる)で、硝子母の気持ちが少しでも治ればという償いの気持ちだったのでしょうか…
石田母はとても素敵な方なのだろうなと思います。
将也のことを大切にしそして、将也が問題を起こしても動じずにいた。
だからこそ将也はいじめにあっても強く生きてこれたのではないでしょうか。
石田母と硝子母は友達になった?
石田母と硝子母は子供たちを通し色々ありました。
- 小学生時代は将也が硝子を虐めて将也の母(石田母)が硝子母(西宮母)に謝罪した
- 高校生時代、硝子の自殺を止めた将也が入院したなど。
子供たちが問題?を起こしたことで親として関わることも多々あったのででしょう。
石田母と硝子母は共通点もありました。それはシングルマザーだったこと。
子供を大切に思い愛して育ててきたこともお互い一緒だったことでしょう。
だからこそお互いに分かり合えることもおおかったのではないでしょうか?
色々と問題がおこり対立したこともあったでしょうが最後にはよき相談相手・飲み友達になったのではないかと思います。
将也と硝子もその後うまくいき、家族ぐるみの付き合いになったら最高だな〜と想像します。
まとめ
石田母の耳の血の原因・理由についてみてきました。
石田母の強い気持ち・将也を思う気持ちからピアスを引きちぎったということがわかりました。
この事件で将也も母親に尊敬と謝罪の気持ちが生まれたのだと思います。
強く・自分に信念を持っている母親の素晴らしさを感じました。
石田母と硝子母がその後幸せになっているといいなと心から思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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