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【千と千尋の神隠し】銭婆が千尋にあげた髪留めの効果は?2回光った?理由は何?考察!

「千と千尋の神隠し」物語のラストで千尋は初めの頃と見違えるほど凛々しくなりますね。そして、その凛々しさが引き立つように光る髪留め。

銭婆の家で、千尋の友達?坊・カオナシ・湯バード・銭婆が千尋のために作った髪留め。本当の世界に帰っても消えなかったものです。これは何か意味がありそうですよね。

そして!気づいた方も多いのではないでしょうか?千尋の髪留めが光るシーンんが2回あるのです!これは気になる。。。と言うことで、銭婆が千尋にあげた髪留めの効果・意味は何か?2回光った意味について考察・掘り下げていきたいと思います。

銭婆が千尋にあげた髪留めの効果・力とは何か?考察

出典:スタジオジブリ

銭婆が千尋にあげた髪留めについて宮崎駿監督一橋大学の講演会で

小説「クラバート」が参考になったと語ったそうです。

クラバートは児童文学の名作ですよね。

筆者も幼い頃に読んだ記憶があります。

表紙のカラスの体に人間が・・と言う印象を今でも覚えています。
※カラスと言うのは筆者の感想です。

千と千尋の「千尋の髪飾り」を彷彿させる場面がクラバートにも出てきます。

それは、クラバートが思いを寄せる少女から、少女の美しい髪で作った髪飾りともらうのです。

そして、その髪飾りをもつと普段は恐怖から命令に従うことしかできなかったのに、

「命令から背くことができる=勇気を持てる」

のです。

千尋は銭婆の家で、

ハクを両親を湯婆婆・契約からどのよう救えるのか

悩んだのではないでしょうか?

しかし、銭婆の家にいても何も解決しないと奮い立ちますよね。

それは自分の力で・・・

そしてそこで銭婆から渡されたのが

「みんなで紡いだ髪留め」です。

千尋はその髪留めを自分の髪に・・

そしてハクが竜の姿で千尋を迎えに来るのです。

そして千尋はハクの背中でハクが河であったことを思い出す。

名前を忘れるという契約に立ち向かっていき勝利したのかと思います。

千尋は髪留めから勇気をえたのではないでしょうか?

湯屋に戻り両親を豚の中から見つけるという描写も

実はクラバートからインスピレーションを受けているそうです!

12頭の豚の中から両親を見つけなければいけない。

と言うのはどれほどのプレッシャー・恐怖があったのか。

しかし千尋は冷静に、この中には両親はいないと湯婆婆に伝えます。

念を押されても千尋は自分の意見を変えなかった。

湯婆婆の目をしっかりと見据えたまま。

これはすごいことですよね?

物語の当初のビクビクとした千尋はいません。

自分に自信を持ち答えています。

元の世界に戻る時、

千尋の手元に残った湯屋の世界の唯一のものが髪留めです。

その意味するところを考察すると。。

千尋が湯屋の世界で経験したたくさんのことは、千尋にとっては事実であり経験である。

だから経験を糧に強く生きていくと言うことなのではないでしょうか?

宮崎駿監督は、

「ただあの世界が全部夢だったという風にはしたくなかった。あれは本当にあったことだということを示すために最後のシーンで車に葉っぱが積もっていたり、銭婆がくれた髪留めが、千尋は気づいていないけれども髪に残っている、というふうにしました。」

とインタビューで答えています。

千尋は気づいていないけれど、仲間・友達である大切な人たちから贈り物が千尋の成長を物語っているのかなと感じます。

現実では考えられないこと。本当にあったら相当大変でしょうか、きっと素敵すよね。

千尋の髪留めが2回光った理由は何?

出典:スタジオジブリ

まずは、千尋の髪留めがいつの光ったのか?

1回目→湯屋の世界からトンネルを通って現実の世界へ帰る前。

2回目→トンネルを通って現実の世界へ帰った後

この光った時から何が考察されるのか。。

湯屋の世界と現実の世界で変わらない物が千尋の髪留めだった。

湯屋の世界が、千尋にとって現実に起こったこと

だということだったのではと考察します。

湯屋の世界に来た頃の千尋はとても頼りない少女でした。

どこか甘えたところがある少女。

現実を社会を知らなかった、両親に守られた子供でした。

しかし、両親という自分を庇護してくれる存在をなくし、

自分で生きていかなければいけなかった。

自分の大切な両親、ハクを取り戻すために

自分の判断で行動し結果を得た。

このことはどれほど少女・千尋の自身に繋がるでしょうか。

宮崎駿監督は現実の厳しさを教えると共に、

自分の力で生きていくことの尊さを物語っているのかなと感じました。

髪留め切れていた!?

千尋が銭婆にもらった髪留めが切れた板という都市伝説があるようです!

これは気になる。。

結果として、髪留めは切れずに千尋と共に現実の世界に戻りました。

ではどこで切れたと思われたのか・・

それは千尋の髪留めが光った時に切れたとおもった方がいたようです。

物語的に、千尋によくしてくれた仲間が作ってくれた髪留めが切れてしまったら

悲しいラストですよね。

湯屋の世界は夢・幻想であり千尋には何も残らないように感じます。

しかし、筆者は思います。

湯屋の世界の出来事で千尋は成長しました。

とても大切な仲間と出会ったのではないでしょうか?

そんな素敵な世界を覚えていてほしい。。

とても素敵な経験を将来の千尋に生かしてほしいなと思います。

ということで、

千尋の髪留めが切れたというのは髪留めが光ったために思い違いだった

ということだと考察します。

まとめ

千尋の髪留めが光った理由について見てきました。

千尋の心が強くったから、湯屋の世界でのことは忘れないという千尋の心なのかなと感じました。

これからも素敵なジブリの作品を楽しんでいきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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