
千と千尋の神隠しで湯婆婆と千尋が契約する際に、千尋の名字が間違っているシーンがあります!
そして、間違ったために千尋は湯婆婆に名前を奪われずに支配を逃れたのだろうと思われます。
名前が間違ったため湯婆婆に支配されなかった理由・何故間違ったのか?わざとなのか?
都市伝説として、「ハクが千尋に本当の名前を湯婆婆に言ってはいけないと言った」ということも言われています。
今回は千尋が湯婆婆と契約する際に名前を間違えた理由などについて考察・深掘りしていきたいと思います。
目次
千尋が名前を書き間違えた⁉︎シーンを検証!
千尋が湯婆婆に働かせて欲しいと直談判にいき、紆余曲折ありましたが結果働けることになります。そして、いざ契約!というシーン。千尋が求められたのは、契約書に名前を書くことでした。
おさらいですが、千尋のフルネームは「萩野千尋」です。
そして千尋がかいた契約書に書いた名前がこちら。
わかりますでしょうか?「萩」の字!火である場所が犬になっているのです!千尋は10歳であり、萩という感じは常用漢字ではないため習わないという情報もあります。しかし、自分の名前は幼い頃から書けるように練習する子が多いですよね。千尋が母親と父親を客観的にみると、千尋に名前の漢字を教えていてもおかしくないように感じます。
なぜ間違えたのか・・・次の章で考察していきます。
千尋はなぜ名前を書き間違えたのか?わざと?理由は?
千尋がなぜ契約書の名前を間違えたのか・・・いくつか理由が考えられると思います。また、ネット上での説もご紹介。
- 湯婆婆の圧で緊張したため、書き間違えた
- 普段から間違って書いていた
- ジブリの制作スタッフが間違えた
- 千尋がサンの子孫ということを伝えるため、火が犬という漢字になっている
では一つづつ見ていきましょう。
湯婆婆の圧で緊張したため、書き間違えた

千尋が湯婆婆と契約するシーン。かなり緊迫した空気でしたよね。湯婆婆が千尋を脅しているというようにも受け取れます。そんな中、頑張った千尋。ただひたすら「働かせてください。」という言葉だけを言い続けた。素晴らしく強い精神だと思います。
しかし、湯婆婆の圧で考えが揺らぐことはありそうですよね。ど忘れです。しかし、緊張したからこそ、丁寧に書くということもありそうですし・・
緊張のために間違えたというのは筆者的には厳しい考察のような気がしますね。
普段から間違って書いていた
千尋は10歳という年齢です。そして「萩」は常用漢字ではなかった。ということは、両親が千尋に教えて千尋が知った・もしくは、両親の書く漢字を見て千尋が独自に学んだという可能性が高そうです。
緊張の瞬間に書いた字だからこそ、普段書いている字だった可能性は高いのではないでしょうか?
ジブリの制作スタッフが間違えた
「千と千尋の神隠し」の公開当時から、「萩」の字は指摘されていたようです。確かに、みる人がみれば気になるシーンですよね。名前の漢字が間違っているのですから。
そのため、
千尋がサンの子孫ということを伝えるため、火が犬という漢字になっている
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出典:スタジオジブリ
千尋がさんとアシタカの子孫であるといのはこちらの記事でも書いていますのでお読みください。

上記の記事でも書いたのですが、ジブリファンとしてはどこかで繋がっていて欲しいという気持ちから作られた都市伝説なのだと思います。
もし!千尋がサンとアシタカの子孫であるならば・・それほど嬉しいことはないですよね!
ということを踏まえて。。「萩」の字に戻ると・・
火が犬になっているというのは、サン・アシタカと結びつけるのはなかなか強引なのではないでしょうか?
そうであれば素敵だな〜というジブリファンの希望だと筆者は考えます!
湯婆婆に本当の名前を奪われたどうなる?
千尋がもし!本当の名前「萩野千尋」を契約書に書いていたらどうなったのでしょうか?
それは、ハクと同じ運命になったことでしょう。
ハク 「湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。いつもは千でいて本当の名前はしっかり隠しておくんだよ。」
千尋 「私もう取られかけてた千になりかけてたもん。」
ハク 「名を奪われると帰り道が分からなくなるんだよ。私はどうしても思い出せないんだ。」
ハクは湯婆婆に名前を奪われ帰り道がわからなくなってしまったです。ですから、湯婆婆のもとで、名前を取り戻すために弟子入りした・・どんなに辛くても耐えているのだと思います。こちらの記事にも詳しく書いています。

千尋がなぜか本当の名前を書かなかった。だから支配を逃れ、元の世界へと帰ることができたのでしょう。ハクたちが住む世界は「契約の世界」。その世界での名前の意味の重要性がわかりますね。
しかし!現実世界でも簡単に契約を結ぶことは危険です。ジブリ作品、千と千尋の神隠しを見ている子供たちにもそのことが伝わると良いなと心から思います。
【都市伝説】ハクは名前について千尋にアドバイスしていたのか?
「千尋が本当の名前を書かなかったのはハクのアドバイスがあったっから」という都市伝説がまことしやかに囁かれいます。
結果から言って・・千と千尋の神隠しの物語の中ではそのような場面はありません。
ハクからの千尋へのアドバイスを状況・内容でまとめてみました。
湯婆婆との契約前
- この世界のものを食べないとそなたは消えてしまう。
- ここでは仕事を持たない者は湯婆婆に動物にされてしまう。
- つらくても耐えて機会を待つんだよ。そうすれば湯婆婆も手が出せない。
湯婆婆との契約後
- いつもは千でいて本当の名前はしっかり隠しておくんだよ。
ハクが名前についてコメントしたのは、千尋が湯婆婆と契約した後なのです!
さらにハクは、千尋に釜じいに仕事をもらえと伝えていました。しかし、釜じいから仕事をするなら湯婆婆と契約しないといけないと言われて・・という流れなのです。
ということは、
ハクが千尋に湯婆婆との契約の際に本当の名前を書くなというアドバイスはしていないのです。
まとめ
千尋が湯婆婆との契約の際に名前を間違えた理由は、今まで萩の字を間違えてかいていたからというのが考察結果です。
しかし、ずっと間違えて書いていたのも湯婆婆の世界で自分を助けるためだったのか・・と考えてしまいますよね。
筆者も全ての物事には理由があると考えるタイプです。無駄だと思うことも未来につながっており、自分に正直に真っ当に生きていたらそれは自分のためになる。と思います。今は無駄だと思える時間が苦しくても、一生懸命に生きていたらきっと何かにつながっている!
そんなポジティブな気持ちにさせてくれるジブリ作品は本当に素晴らしですね。これからも楽しみつつ応援していきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。










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