千と千尋の神隠しでは魅力的な食べ物がたくさん出てきますが、気になるのがニガダンゴ!千尋が湯屋で、みごと河の神様をもてなした後に手に入れたあの団子です!
千尋は豚になったお父さんとお母さんにあげたかったニガダンゴ。実際に存在するものなのでしょうか?もしあるのであれば食べて見たい気もしますよね。。?たとえ苦いと分かっていても。。。
そしてなぜ河の神様は千尋にニガダンゴを渡したのでしょうか?その意味・理由とは?掘り下げつつ考察していきます。
苦団子(ニガダンゴ)の正体は何?実在するの?
ニガダンゴの正体は薬!?
千尋が河の神様からもらったニガダンゴの正体は・・悪いものを吐き出す薬のようなものだと思われます。
ニガダンゴという名前は釜じいのセリフでわかりましたね。千尋が竜の姿で苦しむハクに食べさせようとした時です。
釜じいは、色々な薬草をすり潰し薬草湯を提供しています。ですので、薬草・薬には詳しいと思われます。また、年の功でたくさんの知識がありそうですよね。
ニガダンゴを食べたことで以下のような現象が起きました。
- 千尋→苦かっただけ
- ハク→悪い虫を吐いた(湯婆婆がハクを操るために忍ばせた)
- カオナシ→食べ物を吐いた(欲望のままに食べた多くの食べ物)
このことから、ニガダンゴは悪いものを吐き出すための薬だと考察しました。
千尋がニガダンゴを食べても吐き出さなかったのは、悪いものが体になかった。無垢な状態だったから千尋にとってはただの苦いお団子だったのではないでしょか?
悪いものを吐き出したことで、元の無垢の状態に戻るのではないでしょうか?
ニガダンゴは実在する?モデルはあるの?
ニガダンゴにはどうやらモデルとなっている食べ物はないようです。
しかしSNSなどでは、ニガダンゴを思い出すという食べ物を投稿されている方もいます。やはり印象的な食べ物ですよね。
良薬口に苦し!ということでしょう。これから、まずい薬を飲むときはニガダンゴを思い出すかも・・・笑
河の神様が千尋に苦団子を与えた・渡した理由・意味とは?考察!
河の神様が千尋にニガダンゴを与えた理由・意味が気になりますよね。
河の神様は名のある河の主であったにもかかわらず、強烈な臭いを発する腐れ神・オクサレ様と間違えるほど汚れた状態でした。
河はたくさんのゴミが捨てられ、汚染された状態だったのでしょう・・
皆が嫌がるお客様への対応に千尋が指名され、一生懸命に任務を果たした。そして、河の神様が置かれた状況・状態を見抜き助けた。
河の神様が汚れたもの・悪いものを吐き出す手伝いをしたのが千尋です。これは、ニガダンゴと同じ働きを千尋がしたということですよね。
河の神様は千尋が今置かれている状況、そして何(ニガダンゴ)が必要になるのことを分かっていたのでしょうか・・!?
深い・・・!
千尋が河の神様からニガダンゴを与えられた理由とは、河の神様を助けた感謝のお礼(千尋がこれから必要になるから・・?)と考察します。
千尋はニガダンゴが薬(効能)だと知っていた?
ニガダンゴを初めて見て、薬だと思うのは中々厳しいように思いますよね。
しかし千尋は、釜じいが「ニガダンゴ」であるということを教える前にすこし齧っていますよね?中々のチャンレジャーです。
千尋はどうして食べ物だと思ったのでしょうか?また、ハクにもなぜ食べさせようとしたのでしょうか?
千尋はニガダンゴの臭いを嗅いでから、少し齧っています。この時!もし変な匂いがしていたら口に入れようと思わなかったはず。
ということは、ニガダンゴは見た目から想像できないような良い匂いがしたのではないでしょうか?甘い匂いというわけではなく、どこか落ち着く匂い、優しい匂いなのではないかと筆者は想像します。神様がくれるものですからね!
千尋が湯屋で一番願っていたのは、両親を助けることですよね。よくわからない世界で、自分の働きから神様にもらったニガダンゴ。これを食べれば両親が元に戻る・・!?と願いつつ希望を持ったのかもしれません。そして、両親にあげる前に自分で少し味見をして見た・・という考察です!
ハクにニガダンゴを食べさせた理由は?考察!
ハクにニガダンゴを食べさせた・あげた理由はやはり、ハクが大事で救いたかったから。と考察します。
両親を救いたいと思ったように、ハクのことも救いたかったのではないでしょうか?そこに少し恋愛的な気持ちもあったのかな。。きっと食べさせたときは必死だったのだと思います。ニガダンゴが薬だと知らないまま、きっと神様からの団子であればハクを救えると考えたのではないでしょうか?
カオナシにニガダンゴを食べさせた理由は?
千尋がハクや両親に対する気持ちとカオナシへの気持ちは違うものだと思います。
しかし、千尋は河の神様からもらった大事なニガダンゴをカオナシへあげます。結果、カオナシは救われるのですが・・
カオナシへニガダンゴをあげた理由、それは千尋がピンチだったからではないでしょうか?千尋は平然としていましたが、巨大なカオナシが自分を食べようとしている一歩手前という状況。自分が食べられてしまえば両親にニガダンゴを渡すことも、救うこともできない。そして、ハクを救えない。
千尋にはたくさんのやらなければいけないこと、やりたいことがありました。だから絶体絶命のあの状況で冷静にニガダンゴをカオナシへ食べさせることができたのだと思います。
どのような状況でも、自分のやりたいことを見失わずにいるととても強くなれますよね。千尋のように常に目標を持ち生きていきたい!そう感じます。
まとめ
千尋が河の神様にもらったニガダンゴについて考察しました。ニガダンゴを手入れても冷静で自分の目標のために行動をする、成長した千尋が見れた気がします。
ニガダンゴ・・どのような味なのか怖いもの見たさで一度食べて見たいですね!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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