サツキが作る3人分のお弁当は色鮮やかですよね。
12歳の小学6年生が寝坊したお父さんの代わりに作る素晴らしいお弁当です!
何回も「となりのトトロ」を見ていますが、あのピンクと緑の具の正体は・・?と不思議に思っていました。
時には停止ボタンを押して確認したこともあります。
ジブリ飯としても有名?なサツキのお弁当!今回は「サツキのお弁当のピンクと緑の具は何か?」について見ていきます。
サツキのお弁当の具は何?考察!
出典:スタジオジブリ
小学6年生の素晴らしいサツキが作るお弁当の具を一つずつ見ていきましょう!
ピンクの具は桜でんぶ
食べ物で鮮やかなピンク!といえば、やはり「桜でんぶ」なのだと思われます。
ちらし寿司にも使われていますよね。筆者は子供の頃に、あの甘さに衝撃を受けたことが忘れられません。
(お米と合わせるものはしょっぱいか、甘じょっぱいものを想像して食べたところ、まさかのそこそこの甘さ!なぜ?と共に、受け入れられませんでした泣)
そもそも、桜でんぶとは何からできているのか?調べて見たところ・・実はタイやタラといった白身魚を加工した「佃煮」の一種なのだそうです。
意外にも魚をすりみにする過程では、骨・皮・血合いなどをきれいに取り除くことが必要でうです。
そこに調味料を加え乾燥するまで炒める。(こちらを参考にさせていただきました。おにぎりJapan)
なかなか手間がかかる料理のようですね。
食べ物は作る過程などを知ると、ありがたくたべよう。たとえ苦手でも出されたら食べよう!という気持ちになりますね。
緑の具は豆!種類は何?
緑は豆ですね。豆に火を通して濃いめの緑だったサツキのお弁当。
そこで豆の種類について考えて見ました。
- うぐいす豆
- えんどう豆
火を通してもあの緑色であることを考えました。
まず、うぐいす豆は甘く炊くことが多いようです。
しかし、火を通すと緑というよりは茶色に近い色になるようです。
現在では着色料を使い、緑色にすることもあるようです。サツキがそこまですることはないかと思います。
えんどう豆は火を通すと鮮やかな色です。
塩茹でしたえんどう豆はとてもきれいな緑色になります。
また、春から初夏がえんどう豆の旬ということなので、サツキがお弁当に使った時期と合うように思います。
ですので、緑色の豆はえんどう豆なのかな?と考察します。
焼き魚はめざし?
魚はめざしでは?という意見が多いようです。
サツキのお弁当をジブリ飯!として再現されている方もめざしを使っているようです。
めざしとはうるめいわしを乾燥させたものだそうです。
朝から七輪で力を合わせ焼いているサツキ・メイ!お父さんのお弁当に2匹。
サツキ・メイにはそれぞれ1匹ずつ。きっと美味しいお弁当でしょうね!
赤は梅干し
今でも定番の梅干しですね!お弁当にはぴったりです。
サツキのお弁当は、お弁当箱全体に白米を詰め、そしてその上におかずを乗せるスタイルです。
めざしが仕切りのような役割もして見た目も良いですね。
ウインナー・卵焼きがないのは時代設定のため?
となりのトトロの時代背景は昭和30年前半の日本。
昭和初期と言えるこの時期とはどのようなお弁当だったのか?
調べていくと昭和初期を再現した下記のようなお弁当を発見しました。
出典:FNNプライムオンライン
宮崎県にあるスーパーマーケット「ナガノヤ」「ウメコウジ」にて2021年10月から販売されたお弁当です。
SNSでも話題となったので知っている方もいるかもしれんません。
お米がドン!とありその上に魚や梅干しなどの具が。
どことなく「サツキのお弁当」に通ずるものがありますが、サツキのお弁当の方が若干豪華な気もします。
サツキたちが住んでいるのは、関東であり、こちらのスーパーは九州ということで、お弁当の具材は、現代よりも地域性がありそうに思います。
「ナガノヤ」「ウメコウジ」店さんは、2019年にも昭和初期弁当を売り出しましたが不評だったようです。
理由はおかずが昭和初期ではなかったから。その時のおかずがこちらです。
2019年「昭和初期弁当」
- 卵焼き
- 魚肉ソーセージ
- 干物
- 梅干し
- 昆布
2021年がこちら。
2021年「昭和初期」
- 干物
- たくあん
- 梅干し
- 昆布
お客様からは魚肉ソーセージは昭和初期ではない?と指摘があったそうです。
マルハチニチロさんのホームページによると、昭和初期には魚肉ソーセージーは既にあったようですが高価な食べ物だったようです。
お弁当に入れられる方はそう多くなかったのではないでしょうか?
サツキのお弁当が素晴らしい理由
出典:スタジオジブリ
サツキのお弁当が人気のワケは、もちろん「ジブリ飯」だから!
筆者はさらにサツキのお弁当が素晴らしいと思うのです。
サツキたちが引っ越してきた時、既にお母さんは1年ほど入院されているようでした。
サツキがお母さんと一緒に料理・お弁当を作っていたとしたら、は小学4年生の頃なのではないでしょうか?
そこから2年で朝から、サツキが中心となりお弁当作り・朝食を準備する。すごいの一言です。
もちろんお父さんが主にやっていることでしょう。
しかし、お父さんも仕事があり、寝坊してしまうこともある。
そんな時はサツキが何も言わずにサッとやる。お父さんを起こして準備してもらうのではなく。
時代・家族背景などもあるのでしょう。このような環境を描ける宮崎駿監督もすごい!の一言ですよね。
ジブリの教科書2に載っていた宮崎駿監督の弟さんの文章から、宮崎駿監督の生い立ちもこのような物語に関係しているのかな?と感じました。
宮崎駿監督のお母様が病気で寝込んでいる時、会社ではそこそこの肩書きのお父様ができるときは率先して家事をしたとのことでした。
それを見ていた宮崎駿監督と兄弟たちも動ける人(家事などをできる人)になったように感じます。
家事は誰のものでもなく、みんなが生きていくためにやっていること・やることなので、出来ることは出来る人がやれば良い。
そこに肩書きや年齢・性別は関係ないのかな?と感じました。
素晴らしい作品を産む宮崎駿監督はやはり素晴らしい人なのだな〜と改めて思います。
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まとめ
サツキのお弁当の具について見てきました!考察してきました。
- ピンクは桜でんぶ
- 緑はえんどう豆
- 魚はめざし
- 赤は梅干し
ジブリ飯・サツキのお弁当!いつか作ってみたいですね!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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