ジブリ

【風立ちぬ】意味がわからない?ラストシーンについて考察してみた!

宮崎駿監督の風立ちぬは、とても素晴らしい作品とともに、
意味がわからない、、と内容を理解するのに時間がかかる味のある作品ですよね?

「風立ちぬ」映画館でみて、個人的には感動したな〜という感想でした。
しかし、ネットでの意見をみてくと、ラストがあまりにも唐突すぎてよくわからないという意見が多くありました。

ということで、「風立ちぬ」のラストについて考察していきたいとと思います。

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風立ちぬのラストで菜穂子は死んだのか?

菜穂子のラストがどうなったのか?はっきりと描写はありません。しかしヒロイン・菜穂子についてはわかっていることがあります。菜穂子は結核におかされておりかなり病状は深刻である様子が描かれていますよね。

当時の医療技術では菜穂子の病気の完治は難しかったと思います。しかし菜穂子は病気に負けなかったと筆者は感じます。自分の意思を通した。それは。。

  • 大好きな夫・二郎さんと少しでも一緒に居たい
  • 二郎には綺麗な自分を覚えていてほしい

菜穂子は自分の望みをはっきりとわかっていたのではないでしょうか。そして自分の置かれている状況、あとどれくらい生きることができるのか。。

辛いであろう時期に、二郎と笑顔で一緒に過ごします。二郎に体調が悪いのを気づかれないように、顔色が悪いのを隠すためにチークを塗っているシーン。。。グッときましたよね。

菜穂子は自分の最後の時が近ずいていることはわかっている。だらか手紙を残して黒川家を出て病院へ向かいます。
最後を二郎に看取ってほしい気持ちより、綺麗な自分を覚えていてほしいという気持ちが勝ったのでしょうね。

すごい決断ですよね。辛い時に夫には支えてほしいと自分なら思ってしまいそうです。菜穂子さんはとても強い女性だと思います。

そして、菜穂子さんは病院で亡くなったと考察します。

ラストシーン、二郎の夢の中で菜穂子さんが言った「生きて」という言葉は
今後も二郎に強く生きてほしい、たとえ自分(菜穂子)が近くにいなくとも・・ということだったのではないでしょうか?
※「生きて」の詳しい考察は次の章で!

震災、世界恐慌、戦争と激動の時代を生きていた二郎さんと菜穂子さん。
激動の時代を駆け抜けた設計士の天才と彼を愛した女性の純愛。
しかし報われない切ない愛というのが描かれているのではないでしょうか?




ラストシーンで菜穂子が言った生きての意味を考察!

ラストシーンで菜穂子さんが言った「生きて」という言葉は、
二郎の夢の中で今後も二郎に強く生きてほしいということだと思われます。

二郎が背負っている事実が辛い状況であり死を選んでしまう可能性があるのでは?

と菜穂子は感じていたということなのではないでしょうか?

二郎さんが完成させた飛行機・冷戦は戦争で「神風特攻隊」が使ったものと思われます。
二郎さんは「皆、帰って来なかった」と言っています。

自分が作った飛行機で沢山の人が死んだという自責の念に押し潰されそうになっていることを描写しているのではないでしょうか?
日本が戦争に勝とうが負けようが、どのみち二郎自身を蝕んでゆく、不動の事実なのです。

しかし、二郎さんが冷戦を作った動機は、純粋に飛行機が好きだったから「戦争に勝つため」でも、「敵を殺すため」でもないのです。

だからこそ、現状が辛く死を意識してもおかしくない状況だったのではないでしょうか?
菜穂子さんが夢に出てきて、生きてと言ったのは、その辛い状況でも負けずに生きて欲しかったのでしょう。
「飛行機が好きだったから、精一杯、仕事をした。そして【あの時代を生き抜いた】ことを恥じないで欲しい。」

戦争に加担したものといことで二郎さんは相当辛い目にあったかもしれません。しかし二郎さんが持っている飛行機を作るという技術は素晴らしいものですよね。

戦争という時代でなければ沢山の方を喜ばせるものであったでしょう。とても切ない物語ですね。

菜穂子の「生きて」は当初、「きて」だった!?

菜穂子が二郎に言った「あなた、生きて」は二郎に「生きねば」と思わせたセリフでした。
こちらの記事で詳しく書いています!

当初、宮崎駿監督は「あなた、来て」といいセリフを準備していました。
これは菜穂子があの世=天国へ二郎を誘う言葉ですよね。
二郎は美しい飛行機と作りたいというおもいから零戦を設計した。しかし一台も戦場から戻ってこなかった・・。二郎の飛行機を作る部品はともて高価なものであり、日本が貧困で苦しむ時代、そんな人々を犠牲として作り上げられていた。
二郎が望んで犠牲者を出したわけではない。時代と二郎の欲が噛み合わずに生まれた犠牲・・それを知った上で二郎は零戦を作り上げていた。だからこそ、二郎は菜穂子が誘う天国へ行くことは難しかったのではないでしょうか・・・

鈴木敏夫プロデューサーの意向などがあり、「来て」から「生きて」に変わったと言われいる、菜穂子のセリフ。

二郎には苦しい現実でも(零戦が一機も帰ってこなかった・愛する人=菜穂子が死んだ)生きなければいけなかった。「生きねば」いけなかった。だから「あなた、生きて」になったのかなと筆者は感じます。

 

まとめ

「風立ちぬ」は少し切ない物語と感じます。
戦争では戦う人・待つ人・戦争の準備をする人(飛行機を作った二郎)みな悲しい思いが残る。
菜穂子さん・二郎さんが少しでも幸せな時があってよかった。心から思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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